太陽の国メキシコらしい、大胆かつ計算された色彩と形のバランス。
お店であつかっているメキシコの手刺繍アクセサリーLili Carrillo(リリ・カリーリョ)のデザイナーLiliのアトリエを訪ねました。
人の手を経て受け継がれた伝統的先住民のモチーフを、新しい色と形の中に
Liliはカリブ海沿いのビーチリゾート、ベラクルスの出身。
メキシコの大学で経済を、スペインの大学でイラストを修めた後、家族の都合でメキシコに帰国し、
2009年から家族の手伝いをしながら空いた時間でアクセサリーを作り始めました。
子供のころにおばあちゃんや家族から教わった刺繍や裁縫を思い出しながら、
スペインの大学で学んだイラストデザインの感覚とリミックスしていきます。
人の手と時間を経て受け継がれた伝統的なモチーフがもつ歴史の重みと、今っぽい色と形。
そのオリジナリティから、メキシコでは女性誌コスモポリタンにも登場し、沢山のファンがいるブランドです。
旅や自然にインスピレーションを受けたデザイン
Liliのデザインのアイディアは、世界各地の文化や、生命力あふれる動植物から生まれます。
ブータンという名前のネックレス。落ち着いた木ビーズの上に、鮮やかな赤と差し色のターコイズ色。
インドにインスピレーションをうけたシャクティ。町を行き交う女性たちが纏うサリーの色合いのよう。
魚モチーフのピアス。深みを感じる濃いめのブルーに淡い黄色、アンティークの鈴ビーズ。
手作りで宿るアクセサリーの魂、そしてシングルマザーや主婦の支援にも
Liliのこだわりは、手作り。
一つ一つのモチーフにあるゆらぎ。
それでも、手縫い・手作業でアクセサリーに宿る魂を大事にしているそうです。
現在5人の女性が働いており、シングルマザーや主婦に家族を放置することなく経済的に支える選択肢を提供するのも大事なブランドの目標だそう。
利益の一部は、女性の栄養と健康・環境保護・ジェンダー平等・職業訓練プログラムに還元しています。

手直ししてくれるLili
看板犬のトマテが、たまたま出現したネズミを追いかけたり楽しそう。

Lili家のわんこトマテ。超活発で写真がうまく取れません。
Liliの住む町チョルーラはメキシコの首都メキシコシティの南東、プエブラ州にあります。
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小高い丘の一番上からは町が一望できます。
メキシコ富士とも呼ばれたポポカテペトル山の眺望が気持ちいいです。
アトリエは白い平屋にピンクのハイビスカスが咲いている可愛い建物。

Liliのアトリエ。カラフルなハンドメイドアクセサリーたちの故郷。
ぜひオンラインショップのぞいてみてください!